もしぼく
※この小説はフィクションです。実在の人物や団体などは関係ありません。 「ヒロさん、ぼく愛読み終わりました!」 本当は全てを読み終わっていなかったが、数ページを残しながらも隆史は治らぬ興奮を元にヒロへTwitterのDMを送った。 「隆史くん、お久しぶり…
※この小説はフィクションです。実在の人物や団体などは関係ありません。 「DMありがとうございます。大学2年の五十嵐隆史と申します。」 隆史はヒロからDMを受けてから数千にもわたる過去ツイートを遡って読み返していた。当事者は特定できないものの、明ら…
※この小説はフィクションです。実在の人物や団体などは関係ありません。 「こんなはずじゃなかった…」 大学デビューを志した隆史だったが、結局2年生になっても彼女ができないままでいた。 周りの友人たちはカップルでの仲睦まじい様子をインスタグラムにア…
※この小説はフィクションです。実在の人物や団体などは関係ありません。 「ごめんなさい。部活があるので。」 豊知工業高校は男子校とは言え、愛知県では名門の野球部ということもあり他校の女子からも人気だった。 女子は「甲子園を出場する(目指す)彼氏」…
※この小説はフィクションです。実在の人物や団体などは関係ありません。 「ここが赤学か。」 五十嵐隆史(いがらし たかし)が上京して来たのは都内の赤川学院大学(あかがわ学院大学:通称「あかがく」)に四月から入学するためだ。 東京での生活はもちろん、一…